暮らし

お話に浸る

『1000の風1000のチェロ』

阪神・淡路大震災のあとに生まれた、音を重ねるという発想が、この物語の底に流れています。失われたものの大きさを語るのではなく、音を合わせる行為そのものが静かに描かれます。読む人それぞれの記憶や時間と重なりながら、長く心に残る一冊です。
あたたかさ

『十二支のお節料理』

和雑貨や器、食を扱うセレクトショップにおすすめの絵本。
十二支とお節料理をモチーフに、食文化とユーモアがアートとして描かれています。棚に置くことで、日本の暮らしの物語や、季節を楽しむ感覚が静かに立ち上がります。
あたたかさ

『ぼくのすみっこ』

にぎやかな場所から、少し離れたところに身を置くカラスの姿が描かれています。逃げるのでも、否定するのでもなく、「ここにいる」という選択が、静かに重ねられていきます。読んでいるうちに、自分にとっての落ち着く距離や場所を、そっと思い出させてくれる絵本です。
4歳

『やまあらしぼうやのクリスマス』

気持ちがうまく言葉にならず、もやもやしているときに。悲しい・くやしい・どうしていいかわからない気持ちを、そのまま見つけて大丈夫だと感じられます。読み終えたあと、変わらなくてもいい自分でいられる安心が、静かに残る絵本です。
あたたかさ

『にんじんケーキ』

日々の中に生まれる、ささやかな“すれ違い”「にんじんケーキ」は、うさぎの夫婦が小さな行き違いを重ねながらも、互いの気持ちを大切にしようとする姿を描いた物語です。誰かと一緒に過ごしていると、「わかってほしい」「この気持ちは伝わっているだろうか...
4歳

『バムとケロのおかいもの』

娘と夢中になった、絵の中の小さな宝物『バムとケロのおかいもの』は、鳥取に住んでいた頃、娘の幼稚園で「かわいいね」と話題になっていた一冊でした。娘と一緒にページを開いた瞬間の、胸の奥がふっと温かくなるような気持ちは、今でもはっきり覚えています...