本屋さんで手が止まった、かたちと色と文字
赤ちゃんに楽しい絵本はないかなぁと本屋さんを見ていたとき、この絵本の、もこっとした形と、はっきりした色、そして短い文字が目に入りました。
「ぱかっ」「くるっ」という言葉も分かりやすくて、思わず手に取って、ページを開いてみたのを覚えています。
並んでいるだけで目に入ってくる、その存在感にまず惹かれました。
ぱかっ、くるっ…くり返しの中にある楽しさ
読んでみると、とても単純なくり返しで進んでいきます。
「ぱかっ」と開くと、中から出てくるものは、思った通りのものだったり、「え?」と思うものだったり。
そのちょっとした違いが楽しくて、次のページをめくりたくなります。
「くるっ」も、回る・変わる動きが続いて、同じようでいて少しずつ違う展開に、だんだん引き込まれていきました。
気がつくと、何度も最初から読み返していました。
ふわふわした手触りと、何度も読みたくなる感じ
手に持ったときの、ふわふわした感じや、やさしい手触りも心地よくて、赤ちゃんが触りたくなるのも納得です。
読むというより、一緒に開いたり、回したりしている感覚に近く、自然と「もう一回」となります。
子どもたちに大人気なのも、実際に触ってみるとよく分かります。
楽しい、というより、気になって何度も手が伸びる。
そんな絵本だと感じました。
絵本紹介
『ぱかっ』『くるっ』
作:森 あさ子
出版社:ポプラ社
『ぱかっ』『くるっ』は、形や動きを楽しむ赤ちゃん向けの絵本です。
ページを開くと「ぱかっ」、回すと「くるっ」と、短い言葉とともに絵が変わっていきます。登場するのは、身近なものや、思わず目が向く形。どのページも、はっきりした色とシンプルな構成で描かれています。
文章はごく短く、同じ言葉がくり返し使われています。
絵と動きが分かりやすくつながっているため、ページをめくるごとに、変化そのものを楽しめるつくりです。形が変わる、向きが変わる、その一瞬が丁寧に描かれています。
本のつくりは、赤ちゃんが手に取りやすいサイズ感と素材。
読むためだけでなく、触ったり、動かしたりしながら楽しめる絵本です。
おすすめの理由
「見る・開く・回す」がそのまま遊びになる
『ぱかっ』『くるっ』は、読むというより、一緒に「ぱかっ」「くるっ」と動かして楽しむ絵本です。
ページを開く、回す、その動き自体がはっきりしているので、赤ちゃんも自然と目や手を向けやすく、絵本との距離が近くなります。
繰り返しが心地よく、安心して何度も読める
展開はとてもシンプルで、同じ言葉と動きが繰り返されます。
だからこそ、初めてでも戸惑いにくく、「またこれ」「これ知ってる」という気持ちにつながっていきます。
何度読んでも楽しめるところは、0・1歳の時期にうれしいポイントです。
手に取りやすく、親子の時間になじみやすい
ふわっとした手触りや、持ちやすい形は、赤ちゃんが自分から触りたくなるつくりです。
特別な声かけを考えなくても、一緒にページを開いて、動きを楽しむだけで、自然と絵本の時間が生まれます。
まとめ
「ぱかっ」「くるっ」という短い言葉と、はっきりした動き。
その繰り返しが、自然と手や目を引き寄せてくれる絵本です。
ページを開いたり、回したり。
赤ちゃんと一緒に、同じ動きを何度も楽しむうちに、いつのまにか絵本の時間ができあがっていきます。
はじめての絵本としても、親子で過ごす短い時間のおともとしても、そっと手の届くところに置いておきたくなる一冊です。


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