『つまんない つまんない』

刺激が好きなのに、続けられない理由を考えてみた

新しいことを始めるのが好きで、やってみたいと思ったらすぐに挑戦したくなります。けれど、しばらくすると続かなくなる。
「飽きっぽいのかな」と思うこともありますが、よく考えてみると、つまらなくなったからやめるのではなく、もっと楽しそうなものを見つけてしまうからでした。
自分の中で“つまんない”はマイナスというより、“次へ進む合図”のようなものだったのかもしれません。

わたしの「つまんない時間」には、いつも余白があった

つまらないと感じたとき、あなたならどうしますか?
私は一人でふらっと出かけたり、延々とドラマを観続けたり、本に没頭したりします。
思い返すと、人生の中で「つまらなさ」を抱えた時間は驚くほど多くありました。けれど不思議と、その時間の多くに“余白”のようなものがあり、そこから次の出会いや動きが生まれていた気がします。

人の「つまんない」を聞く楽しさを、この絵本が思い出させてくれた

ヨシタケシンスケさんの絵本を開くと、どんな状況でも“おもしろさの芽”を見つける天才だなぁと感じます。
この絵本を読んでいると、つい自分の「つまんない歴」を振り返りたくなり、さらに“誰かのつまんない話も聞いてみたい”と思えてきました。
年齢を重ねるほど、日常の中で小さな不満や退屈を抱える瞬間は増えるもの。でも、この絵本はその感情にふっと風を通してくれる。
「つまんないって言えるのも、悪くない」
そんな気持ちにしてくれる一冊で、高齢の方へ贈る本としてもぴったりだと感じたのです。

絵本紹介

『つまんない つまんない』

作・絵:ヨシタケシンスケ
出版社:
白泉社

『つまんない つなんない』は、子ども向けの絵本という枠を超えて、大人の心にもそっと風を通してくれる一冊です。“つまんない”という感情を、否定するのではなく、覗き込み、裏返し、いろいろな方向から眺め直してみる。ヨシタケシンスケさんらしい視点が冴えています。

ページには、主人公の少年が「つまんない」をとことん掘り下げながらも、ふっと笑えるようなユーモアが散りばめられています。絵と言葉の間の“余白”が多く、読者が自分の経験をそっと重ねて読み進められるのも魅力です。

年齢を重ねるほど、「おもしろいこと」は選りすぐりたくなる一方で、「つまんない時間」が増えたように感じることもあります。でもこの絵本は、その感情を否定せず、むしろ“人が生きてきた証”のように温かく描いてくれます。

読むたびに「つまんないって、実は悪くない」と思わせてくれる、やさしい再発見の物語です。

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この収益は、施設への贈り物絵本として活用させていただきます。

高齢者ギフトとしておすすめする理由

「つまんない」を抱えてきた人生が肯定されるから

誰にも言わずに胸にしまってきた退屈やため息。その時間も、実は大切な“人生の余白”だったと気づかせてくれます。

わらいながら心が軽くなる

ヨシタケさん特有のユーモアが、深刻になりすぎない距離で寄り添ってくれます。重く考えずに読めるのも魅力です。

もう一度、自分のペースを取り戻せる

「これでいいのかな」と感じやすい世代に、“あなたのままで大丈夫ですよ”と静かに灯りをともすような安心感があります。

会話を生み出す一冊になる

つまんない経験は誰もが持っているもの。同じ絵を眺めながら、家族や友人との昔話が自然に生まれやすい絵本です。

先の楽しみを見つけるきっかけになる

“つまんない”を嫌わず、次の一歩に変えていく視点は、人生の後半にも明るい動きを与えてくれます。

贈り方のヒント

-手紙やカードに添えられる”ひとことメッセージ”-

つまんない気持ちを抱えている方へ

「つまらない日も、悪くないですね。そんな気持ちにそっと寄り添う一冊を贈ります。」

少し元気を届けたいとき

「がんばらなくて大丈夫。思わず笑ってしまう時間が、あなたの一日に訪れますように。」

何気ない日常を大切にしてほしい相手へ

「特別なことがなくても、毎日はちゃんと続いていく。その安心をそっと届けたくて贈ります。」

会話のきっかけを作りたいとき

「あなたの“つまんない話”も、いつか聞かせてくださいね。そんな時間が楽しみです。」

新しい楽しみを見つけてほしい大切な人へ

「小さな退屈の先に、新しいおもしろさが見つかりますように。そんな願いをこめて。」

まとめ

『つまんない つなんない』は、これまでの人生で抱えてきた“つまんない気持ち”に、そっと光を当ててくれる絵本です。
むりに前向きにならなくても、楽しくしようと頑張らなくてもいい。
そのままの気持ちに「うん、わかるよ」と寄り添ってくれるから、読み終えると心がふっと軽くなります。

人生の後半にこそ、生きてきた時間の味わい深さが響く一冊。
大切な方への贈り物としても、ご自身をやさしく励ますためにも、そっと手元に置いておきたくなる絵本です。
ページを閉じたあと、「つまんないも悪くない」と思えるような静かな余韻が残ります。

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笑い高齢者への贈り物

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